数年前までは、札幌では秋の最初の日をはっきり捉えることができた。
朝起きた時の気配が違う。
外に出てみると、空の色も風の音も違っていて、今日から秋だとわかる。
それが今年はどうだ、お盆を過ぎたら秋どころか、ダラダラといつまでも暑い。花は枯れて種になり、赤トンボが飛んでいるというのに。
子供の頃は、札幌祭り(6月15日)を過ぎたらストーブを外し、敬老の日(当時は9月15日)を過ぎる頃にストーブを付けた。
全く暖房がいらない月は7月と8月だけで、それでも30度を超える日などめったになく、夕方になると涼しい風が吹いた。
世界的に、サラマンダーの力が肥大している。
四大元素霊の中で、火の精サラマンダーは、人間に神の意志を認識させ、幻想を焼き尽くすのだという(R・シュタイナー「自然と人間の生活」より)。
気温が上がり、各地で山火事が発生したりするのも、この文明に対する人間の驕りと幻想が焼き尽くされるためなのだろうか?
現代の物質文明の中では、元素霊たちはおとぎ話の世界に追いやられ、リアルな実在とは見做されなくなった。
けれど地球自然界の何ものも、元素霊たちの働きなしには存在できない。
目に見える植物や動物の存在を疑わないように、その背後にいる彼らのリアルさがあたりまえである文明が来なければ。彼らはどんなにそれを待ち焦がれていることだろう。
9月になり、ようやく暑さは少しおさまってきた。
来週からは空の色も澄んだ濃い秋色になるそうだけれど、秋の最初の一日は捕まえそこなってしまった。
posted by Sachiko at 22:07
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