『Die Zwölf Heiligen Nächte und die Geistigen Hierarchien(十二聖夜と霊的ヒエラルキー)』(セルゲイ・プロコフィエフ著)より。
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乙女座の領域は、キュリオテテス--叡智の霊の階層と結びついている。
世界の根源的な神的叡智ソフィアの宇宙的本質を表す天の乙女のイメージは、特にこの階層と深い関わりがある。
黙示録の第12章で描かれている処女のイメージにおいて、彼女がまとっている太陽のイメージ、頭を囲んでいる12の星、また月を足元に従える姿は、叡智の霊たちのはたらきを物語っている。
ルカ福音書のマリア像の中に、これらの特徴のすべてが最高度に見出され、それは天のソフィアの本質の地上におけるイメージでもある。
霊的宇宙との特別な関係によって幼子イエスを産む意志を持ち、世界霊である太陽を自分の中に受け入れ、それに純粋さと無垢さが加わった、
こうして、最高の人間的美徳を担うことになる聖処女像が誕生したのである。
この人間の最高の美徳の宇宙的原型はキュリオテテス--叡智の霊の階層に見いだされる。
この "与える美徳 "としての叡智をあらわす代表が聖母である、
キリスト教世界では、天のソフィアの地上の姿である「神の母」とみなされている。
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人間が神から受けとることのできる最高の祝福は、自分から外に向かって放射される愛だという。
(世俗的に見れば、最高の祝福とは自分のために何かもらえるようなことを考えてしまうのだが、そうではないようだ。)
根源の宇宙に、叡智の女神がいる。
太古から、さまざまな叡智存在によって宇宙は進化し、人間はすべてを与えられてきた。
人間が指をほんの少し動かすことの中にさえ、人間の知性の百万倍もの叡智がはたらいているそうだ。
・・・
今日は少し短め...大晦日なもので。
皆さまよいお年をお迎えください♪
2023年12月31日
第7夜・乙女座
posted by Sachiko at 21:39
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2023年12月30日
第6夜・天秤座
『Die Zwölf Heiligen Nächte und die Geistigen Hierarchien(十二聖夜と霊的ヒエラルキー)』(セルゲイ・プロコフィエフ著)より。
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デュナミス--運動の霊の階層は天秤座の領域とつながっている。
太陽系のすべての惑星は、常に互いにバランスの取れた動きをしているので、太陽とともに安定したひとつの全体を形づくっている。
霊的な観点から見ると、こうしたバランスの取れた相互の動きの元は、運動の霊の働きによる。
運動の霊の導きによって太陽系の星々が互いに作用をおよぼしあう様子は、ピタゴラス学派がそう呼んだように、天球の音楽として現れる。
しかし地球との関係においては、運動の霊は特別な役割を持っている。
彼らは惑星圏の周辺から働き、地球の内部から放射されるトローネ(意志の霊)の力とのバランスをとる。
運動の霊たちは、すでに太古に霊的な力が働いていた天秤座の領域と関わることでのみ、これらのはたらきを成し遂げることができる。
彼らの主な仕事は、互いに離れていた太陽と月とのバランスをとり、正しい関係に導くことだった。
この時期の宇宙における両者の立場は、バランスを取るための二つの巨大な天秤にたとえることができる。
運動の霊たちによってもたらされたバランスは、両者に幸福感とさらなる進化の可能性を与えたのである。
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天秤座はバランスの星座で、デュナミス(運動の霊)は9位階の天使たちのちょうど真ん中の5番目に位置する。
動きとバランスは一体で、ダンスのように、固定ではなく動きによってバランスが起きる。
太陽系の外側から見た場合のシミュレーションでも、地球から見た場合でも、惑星たちの動きはまさにダンスのように美しい。
そして、地球から見たときの太陽と月の見かけの大きさがぴったり同じだという不思議も、一般の科学では今だに偶然で片付けられてしまうけれど、壮大な宇宙叡智による成果である。
古い神話や伝承が語る太陽や月や星々の物語は、この太古の宇宙叡智から汲み取られたものだ。
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デュナミス--運動の霊の階層は天秤座の領域とつながっている。
太陽系のすべての惑星は、常に互いにバランスの取れた動きをしているので、太陽とともに安定したひとつの全体を形づくっている。
霊的な観点から見ると、こうしたバランスの取れた相互の動きの元は、運動の霊の働きによる。
運動の霊の導きによって太陽系の星々が互いに作用をおよぼしあう様子は、ピタゴラス学派がそう呼んだように、天球の音楽として現れる。
しかし地球との関係においては、運動の霊は特別な役割を持っている。
彼らは惑星圏の周辺から働き、地球の内部から放射されるトローネ(意志の霊)の力とのバランスをとる。
運動の霊たちは、すでに太古に霊的な力が働いていた天秤座の領域と関わることでのみ、これらのはたらきを成し遂げることができる。
彼らの主な仕事は、互いに離れていた太陽と月とのバランスをとり、正しい関係に導くことだった。
この時期の宇宙における両者の立場は、バランスを取るための二つの巨大な天秤にたとえることができる。
運動の霊たちによってもたらされたバランスは、両者に幸福感とさらなる進化の可能性を与えたのである。
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天秤座はバランスの星座で、デュナミス(運動の霊)は9位階の天使たちのちょうど真ん中の5番目に位置する。
動きとバランスは一体で、ダンスのように、固定ではなく動きによってバランスが起きる。
太陽系の外側から見た場合のシミュレーションでも、地球から見た場合でも、惑星たちの動きはまさにダンスのように美しい。
そして、地球から見たときの太陽と月の見かけの大きさがぴったり同じだという不思議も、一般の科学では今だに偶然で片付けられてしまうけれど、壮大な宇宙叡智による成果である。
古い神話や伝承が語る太陽や月や星々の物語は、この太古の宇宙叡智から汲み取られたものだ。
posted by Sachiko at 22:17
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2023年12月29日
第5夜・蠍座
『Die Zwölf Heiligen Nächte und die Geistigen Hierarchien(十二聖夜と霊的ヒエラルキー)』(セルゲイ・プロコフィエフ著)より。
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蠍座の鷲の力と形態の霊との関係は、次のようにも示されている。
蠍座の時代であるアトランティス中期に、人間は初めて固体の地球に入った。 同時に、肉体に鉱物質が組み込まれ、それが徐々に恒常的で独立した形を与えた。
一方、鷲のイメージは、完全に進化した人間の自我の力から表れる、すべての創造された形態の未来の霊化とより関連している。
蠍座の影響のもうひとつの側面は、形態の霊たちが人間に自我を授けてまもなく、男女の性の分離が起こったことだ。
蠍座の領域からの宇宙的影響によって人間は、それまで自分の種を生み出すためにもたらされていた力の一部を、自身の中に保つことができるようになったのである。
これらの力から、人間の脳は、後に個人の自我意識が発達するための身体的基盤として、時間をかけて形成された。
このことのさらに世俗的な帰結は、形態の霊が担い手となって人類に印象づけてきた愛の純粋に霊的な本質に、現代では、霊的な愛と官能的な愛が混ざり合って現れる虚偽の可能性が加わったことである。
そのことは神秘主義の発展が正しくない場合に特に危険である。
地上の諸種族の生殖に関与している、形態の遅滞霊に従う者を形成する、ある種の悪魔的存在の影響下に入る危険性があるからである。
それは時代とともに人間の自我意識を完全に闇へと導く。
-------------------
ここで語られている危険性は、すでに現れている。
現代では、悪の諸力は本来関与してはならない領域---愛や生命の領域にまで入り込んでいる。
植物、動物、人間にさえ及ぶ遺伝子操作など、それらは身近にたくさん見ることができる事態になってしまった。
気の遠くなるような宇宙時間のプロセスを経て、人類はまだどれほどの危険な試練の淵を通らなければならないのだろう。
悪の力が極まるとき、一方では身震いするような善が現れるとも言われている。それがどのような姿で現れるのかはまだわからない。
今、時代の大きな変わり目にどちらに向かうのか、選ぶ力を持つのが人間の自由意志であり自我の力だ。
身震いするような善が現れる場所を外側に求めるのは、違うかもしれないと思う。
それぞれが自分自身の最も深い内奥にその萌芽を見出し、それが小さく見える光でも、消さないようについて行くところに道ができるのではないかと思っている。
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蠍座の鷲の力と形態の霊との関係は、次のようにも示されている。
蠍座の時代であるアトランティス中期に、人間は初めて固体の地球に入った。 同時に、肉体に鉱物質が組み込まれ、それが徐々に恒常的で独立した形を与えた。
一方、鷲のイメージは、完全に進化した人間の自我の力から表れる、すべての創造された形態の未来の霊化とより関連している。
蠍座の影響のもうひとつの側面は、形態の霊たちが人間に自我を授けてまもなく、男女の性の分離が起こったことだ。
蠍座の領域からの宇宙的影響によって人間は、それまで自分の種を生み出すためにもたらされていた力の一部を、自身の中に保つことができるようになったのである。
これらの力から、人間の脳は、後に個人の自我意識が発達するための身体的基盤として、時間をかけて形成された。
このことのさらに世俗的な帰結は、形態の霊が担い手となって人類に印象づけてきた愛の純粋に霊的な本質に、現代では、霊的な愛と官能的な愛が混ざり合って現れる虚偽の可能性が加わったことである。
そのことは神秘主義の発展が正しくない場合に特に危険である。
地上の諸種族の生殖に関与している、形態の遅滞霊に従う者を形成する、ある種の悪魔的存在の影響下に入る危険性があるからである。
それは時代とともに人間の自我意識を完全に闇へと導く。
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ここで語られている危険性は、すでに現れている。
現代では、悪の諸力は本来関与してはならない領域---愛や生命の領域にまで入り込んでいる。
植物、動物、人間にさえ及ぶ遺伝子操作など、それらは身近にたくさん見ることができる事態になってしまった。
気の遠くなるような宇宙時間のプロセスを経て、人類はまだどれほどの危険な試練の淵を通らなければならないのだろう。
悪の力が極まるとき、一方では身震いするような善が現れるとも言われている。それがどのような姿で現れるのかはまだわからない。
今、時代の大きな変わり目にどちらに向かうのか、選ぶ力を持つのが人間の自由意志であり自我の力だ。
身震いするような善が現れる場所を外側に求めるのは、違うかもしれないと思う。
それぞれが自分自身の最も深い内奥にその萌芽を見出し、それが小さく見える光でも、消さないようについて行くところに道ができるのではないかと思っている。
posted by Sachiko at 22:35
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2023年12月28日
第4夜・射手座
『Die Zwölf Heiligen Nächte und die Geistigen Hierarchien(十二聖夜と霊的ヒエラルキー)』(セルゲイ・プロコフィエフ著)より。
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射手座の圏域はアルカイ(権天使)の階層とつながっている。その関係は、子供が立ち上がる練習をする例のようだ。ある期間、何度も背をまっすぐにして足で立とうとするが、また横たわってしまう。
これをケンタウロスのイメージとして見ることができる。人間と動物、縦と横の力がせめぎ合い、最終的に前者が後者に勝利する。
アルカイの階層に属する人格の霊たちは、人間が地上で直立する力を宇宙からもたらしてくれる。
射手が持つ弓の形も、起きあがるプロセスを示している。直立することは、個人の人格、自我意識が現われるための重要な前提条件であった。
弓は矢がかかると曲がる。
矢(自我意識の担い手である思考力のイメージ)が放たれると、弓は再びまっすぐになる。これは人間が垂直姿勢をとることと対応する。
今日の人間--ミクロコスモス--個人の思考として現れるものは、マクロコスモス--外なる自然--稲妻と雷の現象に対応する。
宇宙的に見た射手座の飛翔する矢は、稲妻という自然現象--地球におけるアルカイの身体性--として見ることができる。
放たれる矢は、目標に向けられた人間の意志のイメージである。
人類は未来の文化期において、善の人種と悪の人種に分かれると言われている。
春分点が射手座に移動する文化期、ケンタウロス(射手座)のイメージは霊的に二つに分裂し、善の種族は上位の人間領域の力を吸収し、悪の種族は下位の動物領域の力を吸収することになる。
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立ちあがる練習をする子供の姿は、地上の人間誰もが通過するプロセスだ。これはまた、個人のみでなく、人類のプロセスとも言える。
人間の自我意識はまだ発達の端緒についたばかりで、人類はまだ子供なのだという。
自我は高みを目指そうと努力し、また倒れる。
高次の自我へと成長する力と、獣性に引き倒される力がまさにせめぎ合う。
これは以前書いたかもしれないけれど、未来において再びカーストが新しい形で復活するが、過去のように生まれによって否応なしに分けられるのではなく、個々人が自ら選んでそれぞれのグループに分かれていくとシュタイナーは言っている。
今の時代、そのことはすでに始まっているそうで、社会の様々な側面で予感できる。
高い霊的啓示への奉仕にすべてを捧げる人間だけが、善の種族に加わることができるというのだが....
まさにそれを阻もうとする力もまた全力ではたらいているのが現代の様相に思える。
壮大な宇宙史の中で、星々を通って高次存在たちが人間を導いている。
人間が垂直に立つことができるという、通常の意識で当たり前と思うことさえも、宇宙の力による。
このように半人半獣の神話存在の姿に隠された秘密は、身震いするもののように感じる。
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射手座の圏域はアルカイ(権天使)の階層とつながっている。その関係は、子供が立ち上がる練習をする例のようだ。ある期間、何度も背をまっすぐにして足で立とうとするが、また横たわってしまう。
これをケンタウロスのイメージとして見ることができる。人間と動物、縦と横の力がせめぎ合い、最終的に前者が後者に勝利する。
アルカイの階層に属する人格の霊たちは、人間が地上で直立する力を宇宙からもたらしてくれる。
射手が持つ弓の形も、起きあがるプロセスを示している。直立することは、個人の人格、自我意識が現われるための重要な前提条件であった。
弓は矢がかかると曲がる。
矢(自我意識の担い手である思考力のイメージ)が放たれると、弓は再びまっすぐになる。これは人間が垂直姿勢をとることと対応する。
今日の人間--ミクロコスモス--個人の思考として現れるものは、マクロコスモス--外なる自然--稲妻と雷の現象に対応する。
宇宙的に見た射手座の飛翔する矢は、稲妻という自然現象--地球におけるアルカイの身体性--として見ることができる。
放たれる矢は、目標に向けられた人間の意志のイメージである。
人類は未来の文化期において、善の人種と悪の人種に分かれると言われている。
春分点が射手座に移動する文化期、ケンタウロス(射手座)のイメージは霊的に二つに分裂し、善の種族は上位の人間領域の力を吸収し、悪の種族は下位の動物領域の力を吸収することになる。
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立ちあがる練習をする子供の姿は、地上の人間誰もが通過するプロセスだ。これはまた、個人のみでなく、人類のプロセスとも言える。
人間の自我意識はまだ発達の端緒についたばかりで、人類はまだ子供なのだという。
自我は高みを目指そうと努力し、また倒れる。
高次の自我へと成長する力と、獣性に引き倒される力がまさにせめぎ合う。
これは以前書いたかもしれないけれど、未来において再びカーストが新しい形で復活するが、過去のように生まれによって否応なしに分けられるのではなく、個々人が自ら選んでそれぞれのグループに分かれていくとシュタイナーは言っている。
今の時代、そのことはすでに始まっているそうで、社会の様々な側面で予感できる。
高い霊的啓示への奉仕にすべてを捧げる人間だけが、善の種族に加わることができるというのだが....
まさにそれを阻もうとする力もまた全力ではたらいているのが現代の様相に思える。
壮大な宇宙史の中で、星々を通って高次存在たちが人間を導いている。
人間が垂直に立つことができるという、通常の意識で当たり前と思うことさえも、宇宙の力による。
このように半人半獣の神話存在の姿に隠された秘密は、身震いするもののように感じる。
posted by Sachiko at 22:35
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| クリスマス
2023年12月27日
第3夜・山羊座
『Die Zwölf Heiligen Nächte und die Geistigen Hierarchien(十二聖夜と霊的ヒエラルキー)』(セルゲイ・プロコフィエフ著)より。
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山羊座の領域は大天使の階層とつながっており、自然界の巡りでは、この星座の影響は一年で最も暗い季節に対応する。
しかし、冬の夜の闇の中でこそ、新しい霊的な太陽の誕生を見ることができる。
大天使たちのはたらきはこのように言える。
「大天使たちは光の創造者であり、光が私たちを照らすとき、その背後には大天使たちがいる」
透視者がクリスマスの真夜中に地球内部の太陽を見るとき、最初に姿を現すのは、その周りにいる十二大天使であり、地上圏に生まれるキリスト衝動のためのオーラを形成している。
私たちの時代において、これらの十二大天使は、キリストが黄道帯を通過したことで私たちの宇宙に生じたキリスト衝動の十二の側面の担い手のようなものとして現れる。
大天使はまた、山羊座の領域の影響下にある季節にちょうど訪れる十二聖夜の、天の守護者でありインスピレーションの源でもある。
私たちはこの時期に、キリスト教で最も重要な二つの祭を祝う。クリスマスとエピファニーは、それぞれ大天使が働く領域と特別な形で結びついている。
今の時代、人々は夜眠っているあいだに大天使圏と接触することが特に必要である。
そのためには、起きている昼間の生活の中でできる限り霊的になり、言葉の霊化、話す能力の霊化を達成しなければならない。
山羊座の領域から流れ込む力は、何よりも助けとなる。
-------------------
最も暗い冬の季節に、霊的な太陽が昇る。
夏は外側の太陽の光が明るい。
人間は眠っているあいだに天使たちの世界と接触しているそうだが、現在の意識状態ではそれを知覚することができない。
そのための知覚器官が形成されていないからだという。
普段の生活の中のさまざまなことを、どれほど意識的に霊化できるかによって、器官の形成が促されるのだろう。
以前書いたウルスラ・ブルクハルトの『カルリク』シリーズの中でも、クリスマスの時期には地球の内部で太陽が輝くという話が出てくる。
自然界ではたらく精霊たちは、天使や大天使たちの分霊として地球に降りた存在だ。
人間は、人間社会の中だけで孤独に生きているのではない。自然霊たちや天使たちと共働して果たす宇宙的使命を持って生まれてきたと知るなら、世界はまったく違ったものになるはずだ。
人間が地上を離れて物理的な光が届かない領域に移行しても、内的な光を知覚できれば、光ある世界に住むことができる。
大天使たちがはたらく山羊座の影響下にある十二聖夜のあいだには、神秘的な夢を見ることが多いと言われている。
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山羊座の領域は大天使の階層とつながっており、自然界の巡りでは、この星座の影響は一年で最も暗い季節に対応する。
しかし、冬の夜の闇の中でこそ、新しい霊的な太陽の誕生を見ることができる。
大天使たちのはたらきはこのように言える。
「大天使たちは光の創造者であり、光が私たちを照らすとき、その背後には大天使たちがいる」
透視者がクリスマスの真夜中に地球内部の太陽を見るとき、最初に姿を現すのは、その周りにいる十二大天使であり、地上圏に生まれるキリスト衝動のためのオーラを形成している。
私たちの時代において、これらの十二大天使は、キリストが黄道帯を通過したことで私たちの宇宙に生じたキリスト衝動の十二の側面の担い手のようなものとして現れる。
大天使はまた、山羊座の領域の影響下にある季節にちょうど訪れる十二聖夜の、天の守護者でありインスピレーションの源でもある。
私たちはこの時期に、キリスト教で最も重要な二つの祭を祝う。クリスマスとエピファニーは、それぞれ大天使が働く領域と特別な形で結びついている。
今の時代、人々は夜眠っているあいだに大天使圏と接触することが特に必要である。
そのためには、起きている昼間の生活の中でできる限り霊的になり、言葉の霊化、話す能力の霊化を達成しなければならない。
山羊座の領域から流れ込む力は、何よりも助けとなる。
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最も暗い冬の季節に、霊的な太陽が昇る。
夏は外側の太陽の光が明るい。
人間は眠っているあいだに天使たちの世界と接触しているそうだが、現在の意識状態ではそれを知覚することができない。
そのための知覚器官が形成されていないからだという。
普段の生活の中のさまざまなことを、どれほど意識的に霊化できるかによって、器官の形成が促されるのだろう。
以前書いたウルスラ・ブルクハルトの『カルリク』シリーズの中でも、クリスマスの時期には地球の内部で太陽が輝くという話が出てくる。
自然界ではたらく精霊たちは、天使や大天使たちの分霊として地球に降りた存在だ。
人間は、人間社会の中だけで孤独に生きているのではない。自然霊たちや天使たちと共働して果たす宇宙的使命を持って生まれてきたと知るなら、世界はまったく違ったものになるはずだ。
人間が地上を離れて物理的な光が届かない領域に移行しても、内的な光を知覚できれば、光ある世界に住むことができる。
大天使たちがはたらく山羊座の影響下にある十二聖夜のあいだには、神秘的な夢を見ることが多いと言われている。
posted by Sachiko at 21:28
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