ラベンダーはあおい ランラララン
ラベンダーはみどり
ぼくがおうさまになったなら ランラララン
きみはおきさきさまなのさ
(『マザー グース』より 谷川俊太郎 訳)
Lavender's blue, diddle, diddle,
Lavender's green;
When I am King, diddle, diddle,
You shall be queen.
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この詩は以前、ハーブとしてのラベンダーの話のところで紹介したことがある。
マザーグースは、イギリスでは Nursery Rhyme、Rhymeは押韻を踏んだ詩のことで、口承で伝えられ、歌は地域や家庭によってバリエーションがあったそうだ。
思えば日本のわらべ歌も、子供は耳で聞いて覚えるので、伝言ゲームのように少しずつ言葉が変わっていったり、地方によって違いがあることも多い。「花いちもんめ」の歌詞など、けっこう地域差があるらしい。
必ずしもマザーグースのすべての詩に「歌」として決まったメロディが付いているわけではないけれど、この詩はけっこう歌われることが多く、ディズニー映画『シンデレラ』の中でも使われている(歌詞が少し違っている)。
私はずっと昔、ラジオ番組でマザーグースの特集をやっていた時に聴いたことがあるのだが、ディズニー版の歌がどうも私の記憶と少し曲調が違う。
時間が経っているし記憶違いか...と思ったら、古い録音のものが見つかり、昔聴いたのはこちらのようだ。
いずれにしてもシンプルできれいな曲だ。
ところでこの話はどのカテゴリに入れようか...
ラベンダーはハーブの女王と呼ばれているので、とりあえずハーブに入れておこう。
マザーグースネタが多くなればそのうちカテゴリを作るかもしれない。
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〈 Lavender's blue 〉 https://fairyhillart.net/gallery1.html
