昼と夜の時間が等しくなるこの時期をお彼岸というのは、彼岸と此岸の境目が薄くなり、ふたつの岸が近くなるからだが、こういうことはどの文化圏でもどこか似通ったものがある。
夜明けや日没の、昼と夜の境目は、妖精が見えやすい時間帯だという。
アイルランドの伝承では家の妖精は玄関の敷居に棲むと言われるが、これも内と外の“境目”だ。
ウィッカ(自然魔術)においては、春分と秋分の祝祭は比較的新しく取り入れられたもので、それらは南方発祥の儀式だそうだ。
春という言葉で最も美しいのはイタリア語の“プリマヴェーラ”だと言った人がいた。
たしかに“プリマヴェーラ”と聞くと、ボッティチェリの「春」が浮かび、ヴィヴァルディの「春」が鳴りだす。歌い上げるようなイタリアの春は美しいだろう。
私はやはり、うず高く積もった雪の山が小さくなり、ある日地面から最初の芽が出ているのを見つけた時の気分がたまらない。
今年も最初の花、スノードロップが咲き出した。

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もう会えたのですね
かわいいです(*´ω`*)
今 ひさしぶりに
玄関を お掃除したところで
この文章を 読みました
内と外の境目
妖精さんのためにも
毎日きれいにしたい
と思いました
顔を出しているのを見つけるのは
ほんとうに嬉しいです(^-^)
こうして今年の春も
妖精たちが働いてくれている...
私も玄関の掃除しよ...(^^ゞ