正確な満月は2日後なので、ほんのわずかまん丸ではないが、晴れていて美しい中秋の名月を見ることができた。
私が幼い頃は「今夜は十五夜さんだから...」と「さん」をつけて呼ぶ人も多かった。
十五夜さんとか七夕さまとか、季節行事はいいな、と思う。
お月さま、お天道さま、お星さま....これら日本独特のやさしい呼び名。北米などの先住民のあいだでも、自然界の存在を人格化した呼び方はあったようだ。
太陽や月や星々が、無機質な科学の目で見た遠い天体ではなく、異なる姿と役割を持っているけれど、私たちの親しい仲間なのだという認識。
そういう意識を持って見るのとそうでないのとでは、世界の見え方がまったく違う気がする。
今日はお月見団子風の小さなお饅頭を15個作り、ススキといっしょに月の見える窓辺にお供えした。季節行事はいいものだ。
ススキは以前は毎年採りに行ってもらっていたが、生えている場所が年々遠くなったので、3年ほど前に苗を買って植えた。今では大株になっている。